統計の変化…キャベツの生産量1位から愛知県が陥落
こんにちは。
当たり前ですが,統計データの数値は年々変化します。
常に最新の数値を使って教えたいと思っています。
入試問題は,最新の数値が用いられることが多いですから。
中3に授業をしたとしても,
その授業で使用した統計が,入試問題を作成する時期にはさらに最新のものに更新されている場合があります。
少しでも古いものを使うと,ずれが大きくなって,実は的外れなことを話していた,ということにもなりかねません。
さて,今年も矢野恒太記念会さんからの統計を見ていると,
これは!と思ったことが2点ありました。
とくに大切かなと思うその2点を挙げます。
①2016年キャベツの生産量1位が群馬県に
キャベツ=愛知県,みたいにイメージが強く,
また,受験生の中には愛知県がキャベツというイメージがない子が多いためか,
入試(とくに難関校の統計の問いで)出題が多いのがキャベツです。
2016年では,
1位 群馬県 18.0%
2位 愛知県 17.4%
3位 千葉県 8.9%
(『データでみる県勢2018』矢野恒太記念会)
と,群馬県が1位になりました。
今後も注意したい統計です。
②在留外国人の割合でベトナムが3位に
工業団地で外国人を集団雇用するところもあり,
国籍別で見た在留外国人では,
中国と韓国は別として,ブラジル人が多いということが難関校の入試で問われる内容でした。
ベトナム人が増えて,
2017年末では,
1位 中国 28.5%
2位 韓国 17.6%
3位 ベトナム 10.2%
4位 フィリピン 10.2%
5位 ブラジル 7.5%
6位 ネパール 3.1%
(『日本国勢図会2018/19』矢野恒太記念会)
となっています。
労働力として,ほかには留学などの理由で増加しているようです。
同様の理由で,ネパールが増えていることにも注目したいです。
とくに大切なのはキャベツで,公立入試でも知っておきたい知識です。
1位2位は,群馬と愛知でどちらかが1位,という教え方がいいのではないかと思います。
では。