公定歩合はもうありません
こんにちは。
また社会の話題です。
映像の「裁判所」は明日か明後日にアップします。
さすがにもういないだろうと思いつつ,
今でもたまに「学校で公定歩合を教わった」という生徒がいます。
私も国立高校向けの上位クラスでは教えていました。
という流れです。
かつて,日銀の金融政策には以下の3つがありました。
①公定歩合操作
②預金準備率操作
③公開市場操作(オープンマーケットオペレーション)
2006年には「基準割引率および基準貸付利率」と名称も変更されています。
②の預金準備率操作も1991年を最後に行われていません。
短期金融市場が整備されたことなどで,こちらも役割を失いました。
したがって,今の中学公民教科書には③公開市場操作しか載っていません。
また,公開市場操作については,
中学生にとっては「国債を売買するとは?」,「買いオペだとどうしてマネーサプライが増加するの?」といったことが,すごくわかりにくいです。
この内容のみ,しっかり理解させてあげるのがよいかと思います。
入試でもよく出る内容ですね。
では。